【益田】日本遺産に認定された益田市のストーリー「中世日本の傑作 益田を味わう」に親しんでもらうイベント・日本遺産マルシェが30日、乙吉町の市立雪舟の郷記念館駐車場であった。来場した子どもたちが厚紙でできたよろいかぶとを試着し、戦国武将の気分を味わった。
イベントは地元官民9団体でつくる「益田の歴史文化を活(い)かした観光拠点づくり実行委員会」(右田隆会長)が、日本遺産を生かしたまちづくりの機運醸成を狙い初めて企画した。
よろいは中世に益田を治めた領主・益田氏の「九枚笹(くまいざさ)」の家紋入り。益田氏が居城とした七尾城跡、居館だった三宅御土居跡が残る益田地区の住民団体・生き生き益田の会のメンバーが作り、試着をサポートした。益田市立吉田小学校3年岡〓(崎の大が立の下の横棒なし)新太君(9)は「初めて試着した。結構重たい」と笑顔で話した。
会場では、益田氏第20代当主・益田元祥(もとよし)の肖像画にちなんだ虎柄のもなかが販売され、家族連れらが休日のひとときを楽しんだ。 (中山竜一)