母を亡くし、走る楽しみを忘れた少女カンナ。実は神(韋駄天(いだてん))の末裔(まつえい)で、韋駄天は出雲大社での神集いにおいて、全国の留守神を巡り、神々の食事(馳走(ちそう))を集める役を代々、担っていた。カンナは因幡(いなば)の素兎(し...