逃亡奴隷少女を描いた前作「地下鉄道」が空想歴史小説であるのに対し、本作は近年発掘された史実に寄り添う抑えた筆致が特徴だ。長編小説としてはコンパクトだが、そこにホワイトヘッドの円熟味が感じられる...