岸田文雄首相(自民党総裁)は衆院選で、公示前勢力276から減少幅をいかに抑えるかという困難な戦いを強いられた。野党共闘による閣僚や大物議員の苦戦のほか、参院静岡補欠選挙での敗北など読み違いが連続。自民は単独過半数を維持したが、党内に高揚感はない。低支持率にあえぐ立憲民主党は共産党などとの連携が頼り。ただ効果は不十分で議席増...