就職活動の準備を進めている大学3年生らの90.9%が、企業などでインターンシップ(就業体験)に参加したことが1日、就職情報会社ディスコ(東京)の調査で分かった。時期は夏休みの8月が87.3%で最も多い。新型コロナウイルス感染「第5波」が影響し、オンライン方式が主流で対面は大幅に減った。満足度を見ると、対面がオンラインの倍以上高い。

 2023年春に卒業予定の大学3年生と大学院1年生を対象に9月下旬に調査し、計1101人が回答した。

 参加形式(複数回答)は、オンラインが前年同時期の調査より4.9ポイント増の97.8%を占めた。対面は37.8%で24.1ポイントの大幅減だった。

 満足度を比べると「大変満足」との回答は対面が68.3%、オンラインが29.9%。企業・仕事を「十分に理解できた」との回答に関しても、対面が66.9%だったのに対し、オンラインは31.5%にとどまった。