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【隠岐の島】相撲が盛んな島根県隠岐の島町五箇地区で3日、秋恒例の「五箇地区相撲大会」が開かれた。黄葉に染まった水若酢神社(隠岐の島町郡)にある常設相撲場で、まわしを着けた園児や小中学生らが体をぶつけ合った。
戦前から続く大会で、神社の秋季大祭に合わせて行う風物詩。家の屋号で呼び出しを受けた豆力士たちが土俵に上がり、個人戦や5人抜きで懸命に技を繰り出した。
新型コロナウイルス感染防止のため地区対抗戦や大人の個人戦は中止になったが、400人の見物客が詰め掛けた。男子中学生が父親とぶつかる親子相撲では、生徒が隠岐古典相撲の役力士経験者らを豪快に投げる場面があり、会場を沸かせた。出場した五箇小学校2年の山口瑛大君(8)は「友達と本気を出し合って楽しかった」と話した。
(森山郷雄)