私は昨年の11月に日本語版で1200ページを超えるカトリック神学者ハンス・キュンクの『キリスト教 本質と歴史』という大部の著作を翻訳出版した。すでに数多くのキリスト教書が出版されているにもかかわらず、今、なぜにこのような大部のキリスト教書が必要なのであろうか。

 著者ハンス・キュンクは、まさしく、今、キリスト教には...