中国地方の女性起業家を対象とした本年度のビジネスプランコンテスト「SOERU(ソエル)」で、大賞の中国経済産業局長賞に羊毛製品製造販売の「カサギ ファイバー スタジオ」(大田市山口町)の笠木真衣さん(38)が選ばれた。12月7日に広島市で表彰式がある。
笠木さんは羊の飼育から毛織り、製品作りまで一貫して手掛ける。羊毛生地の出来を競う2020年の「ジャパン・テキスタイル・コンテスト」で最高賞を受賞した実績もある。
このほか山陰両県からは日本政策投資銀行中国支店長賞(優秀賞)に香味園上領茶舗(島根県津和野町)のリコッタ瑠美さん、特別賞にアスナロ(鳥取県智頭町)の小畑明日香さんの受賞が決まった。
ソエルは中国地域ニュービジネス協議会、中国経済連合会、日本政策投資銀行が主催。2017年から毎年開催し、今年は中国5県から38件の応募があった。
昨年の大賞は「高津川リバービア」(益田市)の上床絵理さんで、島根県から2年連続の受賞となった。
(新藤正春)