【松江】松江市立竹矢小学校(松江市八幡町)の児童が和菓子を考案するコンテストがあり、最優秀賞に5年の荒川美玖さん(11)の「しじみ型どら焼き」が選ばれた。優秀賞2点や入選3点とともに実際に和菓子店に作ってもらい、このほど、竹矢地区の文化祭で展示された。
新型コロナウイルスの影響で行事の多くが中止になる中で、子どもの思い出に残るイベントを開こうと竹矢公民館と武内神社が「夢の和菓子コンテスト」と銘打ち企画。児童82人が90点のアイデアを寄せた。
荒川さんは、島根県特産のシジミの形をしたスポンジの間にイチジクのジャムとこしあんを挟んだどら焼きを考案。実際に作ってもらって味わい「イチジクの粒があり、おいしかった」と喜んだ。
このほか、雪や桜の花びらなど季節を感じる飾りを付けたまんじゅう「四季」、せんべいに抹茶もちを挟んだ「まっ茶もちせんべい」など独創的な和菓子が優秀賞や入選となり、老舗和菓子店の彩雲堂(松江市天神町)の協力で形になった。
(片山皓平)