浜田市を代表する魚、ノドグロが17日、市内の中学校5校の給食に登場した。生徒は古里の味覚を楽しみながら、地元水産業への理解を深めた。
ノドグロは浜田漁港で水揚げされるブランド魚「どんちっち3魚」の一つ。給食には約4300食分が提供され、下処理は浜田水産高校の生徒が協力した。
浜田東中学校(下府町)では生徒がたくさんの人の思いが込められたノドグロの塩焼きを味わった。赤迫未桜さん(12)は「ノドグロを食べるのは初めて。脂がのっていておいしかった」と話した。
給食の前には地元水産業についての授業があり、どんちっち3魚にはノドグロのほかアジとカレイがあることや「どんちっち」の名前が石見神楽の囃子(はやし)の音に由来することを学んだ。
ノドグロは30日までに市内全小中学校27校で煮付けか塩焼きのどちらかで提供される。
(青山和佳乃)