入賞作品を紹介する美術部員=江津市都野津町、江津高校
入賞作品を紹介する美術部員=江津市都野津町、江津高校

 黒板に描いた絵画の出来栄えを競う「黒板アート甲子園2021」で、江津高校(江津市都野津町)美術部員の作品が入賞を果たした。新型コロナウイルス禍で美術展が中止となる中、2年生5人が活動の柱に位置づけて仕上げ、2年連続受賞をものにした。

 黒板メーカーの日学(東京都)が主催し、全国62校から135点の応募があった。11月中旬に美術大学教授らの審査があり、江津高は最優秀賞1点、優秀賞3点に次ぐエリア賞6点(四国・中国エリア)に昨年に続いて選ばれた。

 作品「寄り添い合っておやすみ」は縦約1メートル、横約3メートルの大きさで、緑や黄、ピンクなど10色のチョークで仕上げた。日だまりの下で草むらに横たわる少女の傍らでイヌやネコ、クマが一緒にまどろむ様子を描き、鑑賞者を夢にいざなうような心地よさをテーマにしたという。

 草むらの質感を出すため手でぼかしたり、複数の色を重ね塗りして動物の体の微妙な色合いを再現したりと、約1カ月間試行錯誤を重ねて完成させた。

 コロナ禍で美術展や合宿が中止となり、活動自粛を余儀なくされた今年、黒板アートに照準を定め、入賞を射止めた。2年生代表の尾尻翔弥さん(17)は「入賞には驚いた。部員が協力して大きな成果を得られ、今後の励みになる」と喜びを語った。
      (福新大雄)