若者の門出を祝って打ち上げられる花火=14日午後7時5分、出雲市斐川町鳥井から撮影(長時間露光)
若者の門出を祝って打ち上げられる花火=14日午後7時5分、出雲市斐川町鳥井から撮影(長時間露光)

 進学や就職を控える若者の門出を祝い、エールを送る花火が14日夜、出雲市内で打ち上げられた。新型コロナウイルス感染防止のため、日時、場所を事前公表せずに実施。夜空を彩る大輪に市民から歓声が上がった。

 山陰中央新報社が提唱し、島根県内全19市町村、23の企業・団体が賛同した「しまねエールPROJECT(プロジェクト)」の一環。13日夜の浜田市に続いて打ち上げた。午後7時から約10分間、出雲市武志町の斐伊川河川敷で約300発が夜空を染めた。

 花火は八百万(やおよろず)の神々や日本海の荒波を表現。サプライズの打ち上げに気付いた市民が夜空に見入った。近くの斐伊川堤防から見物した同市斐川町学頭の会社員、原啓貴(ひろたか)さん(38)は「すごくきれい。コロナで沈んだ気持ちが前向きになれる。若い人が勇気をもらえたのではないか」と話した。

 花火の様子は山陰中央新報社ユーチューブ公式チャンネルで公開。NTTドコモ中国支社の協力を得て浜田市に続いて生配信した。

 花火打ち上げの資金をクラウドファンディングで募り、93人から32万6千円が寄せられた。

 プロジェクトは31日まで。JRの松江、浜田、出雲市、益田、大田市、安来、江津、木次、宍道の各駅や出雲、萩・石見、隠岐の3空港で横断幕を掲げており、特設サイト「しまねエールPROJECT」で若者への応援メッセージを公開している。