将棋の女流タイトル獲得数を通算43期とした里見香奈女流名人=7日、千葉県野田市(日本将棋連盟提供)
将棋の女流タイトル獲得数を通算43期とした里見香奈女流名人=7日、千葉県野田市(日本将棋連盟提供)
将棋の女流タイトル獲得数を通算43期とした里見香奈女流名人(奥)=7日、千葉県野田市(日本将棋連盟提供)
将棋の女流タイトル獲得数を通算43期とした里見香奈女流名人(奥)=7日、千葉県野田市(日本将棋連盟提供)
将棋の女流タイトル獲得数を通算43期とした里見香奈女流名人=7日、千葉県野田市(日本将棋連盟提供) 将棋の女流タイトル獲得数を通算43期とした里見香奈女流名人(奥)=7日、千葉県野田市(日本将棋連盟提供)

 千葉県野田市で7日に指された将棋の47期女流名人戦5番勝負第3局を制し、史上タイとなる女流タイトル通算43期を達成した出雲市出身の里見香奈女流四冠(28)=清麗、女流名人、女流王位、倉敷藤花=。圧倒的な強さで憧れの清水市代女流七段と肩を並べてもなお「清水さんのように人間性も成長したい」と、高みを目指す。新記録がかかる次の女流王位戦に向けて気負いはなかった。 (佐貫公哉)=1面参照

 挑戦者の加藤桃子女流三段(25)に3連勝。隙を見せずに圧倒しても「いい部分も悪い部分も出たので、今後に生かせるよう頑張りたい」と冷静に振り返った。

 清水女流七段は、里見女流四冠が初めてタイトルを獲得した倉敷藤花戦の相手。女流名人も清水女流七段から勝ち取った。当時、里見女流四冠は大社高校に在学中で、胸を借りるつもりで挑んだ。

 今も憧れの存在であることに変わりはない。「(清水女流七段が43期を獲得した)当時と比べると棋戦が増えている」とタイトル戦数が違い、単純には比較はできないと指摘。女流棋界をリードしてきたパイオニアへの敬意を忘れなかった。

 例年、春以降に開催される女流王位戦が予定通り行われれば、新記録の通算44期がかかるタイトル戦になる。「技術的にまだまだ不足しているところも感じているので、埋められるようにしていきたい」と前を向いた。