今年最大の政治決戦となる夏の参院選に向け、与野党は選挙準備を加速させる。自民党は改選1人区を中心に候補者擁立に力を注ぎ、準備を整える。野党は擁立作業を急いでおり、2021年衆院選と同様に共闘態勢の継続が課題となる。
<自民>
21年10月の衆院選で追加公認を含め261議席の絶対安定多数を確保した岸田文雄首相(党総裁)は、安定政権への「絶対条件」となる参院選勝利を目指す。32の改選1人区のうち、公認候補未定の11選挙区で調整を急ぐ。
19年参院選で22勝10敗だった改選1人区について幹部は「振れ幅が大きく、勝負の鍵を握...











