山陰両県の各地で9日、新型コロナウイルスの感染対策を徹底して成人式が開かれた。
【写真特集】4市1町で成人式 コロナ禍の開催に新成人感謝
新成人が生まれた2002年はどんな年? 当時の新聞で振り返ります
境港市の2021年度成人式は、竹内団地の境夢みなとターミナルであり、県内外の222人がマスク越しに笑顔で祝福し合った。
感染拡大予防のため、鳥取県外からの参加者にはPCR検査を義務付けた。兵庫県西宮市から参加した短大生の青木里衣さん(20)は「出席するか迷ったが、一生に一度しかない式。友達にも会えて良かった」と話した。前日8日は1年遅れで20年度の成人式も同会場であった。
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出雲市の21年度成人式は矢野町の出雲ドームであり、1265人(対象1881人)が出席した。
松江市の放課後児童クラブで勤務する河原泰星さん(19)があいさつし、「中学時代は不登校だったが、出農太鼓部がある出雲農林高校に入学することができた。将来は島根県内に和太鼓教室をつくって、子どもたちに魅力を広めたい」と力強く語った。
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島根県奥出雲町は新型コロナの影響で昨年8月から延期となっていた20年度と21年度の式典が9日の午前、午後に分かれ、三成のカルチャープラザ仁多で開かれた。対象389人のうち、114人が出席。新成人には事前に抗原検査キットを配布し、式典までに検査できなかった参加者は会場で検体を採取した。
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益田市の21年度成人式は乙吉町の益田市民体育館であり、350人が出席した。保護者の入場を禁止し、来賓の人数も絞り込んで開催。新成人には健康観察シートの記入のほか、PCR検査か抗原検査による陰性証明の提出を求めた。















