荒廃した山地にクロマツの苗を植樹する参加者=江津市波子町
荒廃した山地にクロマツの苗を植樹する参加者=江津市波子町

 大田市の三瓶山北の原で5月30日に開かれる「第71回全国植樹祭」を前に、江津市波子町の山林で13日、植樹イベントがあった。親子連れら120人が荒廃していた山地にクロマツの苗を植えて森の再生を願うとともに、本番への機運を高めた。

 全国植樹祭を主催する島根県が県民参加型のプレイベントとして、県内10カ所で順次開いている。江津会場は、水族館アクアス近くで松枯れが起き、地肌がむき出しになっていた江津市所有の山林を選んだ。

 植樹したクロマツは30センチほどに育った松枯れの耐性がある苗を使用。参加者は2メートル20センチ間隔で開けた穴に苗を差し込んで根付くよう足で踏み固め、全員で計300本を植えた。家族で参加した同市立江津東小学校3年の河内颯亮君(9)は「上手に植えられた。大きく育つのが楽しみ」と笑顔を見せた。

 全国植樹祭は2020年の開催予定だったが、新型コロナウイルスの感染拡大で1年延期になった。当初4千人としていた式典の招待者を千人に縮小して開く。天皇、皇后両陛下の出席は開催の1、2カ月前に決まる。   (勝部浩文)