賞状を手に受賞を喜ぶ放送部員=米子市彦名町、米子工業高等専門学校
賞状を手に受賞を喜ぶ放送部員=米子市彦名町、米子工業高等専門学校

 米子工業高等専門学校(米子市彦名町)の放送部が手掛けたラジオドラマ作品「レフレフメアメアレナニレハ」が、2021年度の第50回高校ラジオ作品コンクール(東海ラジオ放送主催)の番組制作部門Bで最優秀賞に輝いた。課題ドラマのストーリーを発想豊かに膨らませた点が評価された。米子高専放送部が各種コンクールで入賞するのは初めてで、部員4人が活動の意欲を新たにする。

 

 高校ラジオ作品コンクールは、自由形式の番組制作部門Aと課題ドラマをアレンジする同部門B、アナウンス部門の3部門がある。番組制作部門A、Bとも9~10分の作品を募集。今回、部門Bには15校から作品が寄せられ、21年12月に審査結果が発表された。

 部門Bの課題ドラマは、母親を亡くした主人公が幼い少女に誘われ、亡くなった母親とともに遊園地へ行き、かつて自分が母親と遊園地へ行った出来事を思い出すというストーリー。

 米子高専の作品は、母親を亡くした主人公の高校生が雨の中、幼いころに、高校生の姿をした母親に連れられて遊んだ遊園地を訪ねると、雨から晴れへと天候が回復してほしいと願う「レフレフメアメアレナニレハ」という呪文を母親が幼い自分に教える姿を目撃し、その思い出がよみがえるというストーリー。

 呪文といった要素を取り入れ、課題ドラマのファンタジー色を強めた。

 部員4人は役者や脚本、演出に分かれ夏休み中の21年8月中旬に制作にとりかかり、それぞれ帰省先からリモートで週1回、ミーティングや録音に取り組み、2カ月半かけて仕上げた。脚本を担当した物質工学科3年の山崎晴日さん(17)は「楽しんで作ろうという気持ちが結果につながった」と喜んだ。 (柴田広大)