作品「双龍」と瀬崎大貴さん(左)たち学生=米子市彦名町、米子工業高等専門学校
作品「双龍」と瀬崎大貴さん(左)たち学生=米子市彦名町、米子工業高等専門学校

 全国高等専門学校デザインコンペティション2021の構造デザイン部門で、米子工業高等専門学校(米子市彦名町)の建築学科4年生6人が最優秀賞を獲得した。米子高専は同部門で4年連続の頂点。今回は、紙製の橋の強度や軽さを競う内容で、構造の工夫が快挙につながった。

 大会は全国高等専門学校連合会主催で、昨年12月に広島県呉市で開かれた。4部門のうち構造デザイン部門は今回、全長130センチ、高さ30センチの橋を紙で作り、10キロ刻みで重りを増やして乗せ、最大50キロの重りを乗せた状態で、さらに重さ5キロの鉄球を橋の上で転がすという課題。重りをどれだけ乗せられたか、鉄球を転がせたかを競った。作品の軽量化も問われた。

 米子高専の6人は昨年5月から橋の設計、制作に着手。作品「双龍」は軽くて丈夫なケント紙を使い、二つのアーチで強度を高める構造とした。最大50キロの重さに耐える橋にするため、強度を何度も変えながら試行錯誤を繰り返した。その結果、参加35校で最も軽い218グラムと橋の軽量化を図りつつも50キロの重りを乗せた状態で鉄球を転がすことができた。課題をクリアした参加校の中でも特に完成度が高いと評価され、栄冠を手にした。

 先輩たちが3年連続の最優秀賞受賞を成し遂げており、6人はプレッシャーを感じていたという。リーダーの瀬崎大貴さん(19)は「最優秀賞と決まった時はほっとした」と話す。指導する北農幸生准教授(41)は「これまでの大会で身に付けた技術を生かし続けられている」と学生の努力をたたえた。
      (柴田広大)