中海・宍道湖・大山圏域市長会との会談であいさつするピナライ・ヴィジャヤン首相=松江市八束町、由志園
中海・宍道湖・大山圏域市長会との会談であいさつするピナライ・ヴィジャヤン首相=松江市八束町、由志園

 インド南部ケララ州の政府代表団が27日、経済分野などでの交流拡大の覚書を締結している中海・宍道湖・大山圏域市長会の関係者と、松江市内で昼食を交えて会談した。ケララ州のピナライ・ヴィジャヤン首相は、同州が投資に適した土地であると訴え、圏域からの事業参入を求めた。

 会談には代表団16人と、圏域の市長や山陰インド協会の関係者ら13人が参加した。冒頭のあいさつでヴィジャヤン首相は「ケララ州は漁業や食品加工、IT産業など多くの分野で成長の余地がある」と強調。産業団地などのインフラを整え、投資に必要な手続きの簡素化も進めているとし、ビジネスの場として優れていると説明した。

 来年1月には投資に関する会議があるとし、圏域の企業や自治体の参加を呼び掛けた。

 昼食時の会談は非公開。市長会事務局によると、中海・宍道湖・大山圏域の紹介やケララ州との交流の歩みをまとめたスライド発表があり、交流促進を確認したという。

 代表団は同日、松江市殿町の島根県庁で丸山達也知事とも会談し、漁業振興への協力を要請した。鳥取県境港水産事務所(鳥取県境港市昭和町)では漁法や水産加工技術の説明を受け、ケララ州ではまだ確立されていない技術を、今後の交流を通じて学んでいく姿勢を示した。