島根県庁
島根県庁

 鳥取県は1日、新たに139人が新型コロナウイルスに感染したと発表し、感染者数が2日ぶりに3桁台に戻った。島根県の新規感染者数は88人だった。いずれも1月31日の検査で判明。1月の感染者数は島根2515人、鳥取2063人となり、これまでの1カ月間の累計を両県とも大幅に更新し、オミクロン株による第6波の拡大の勢いが際立っている。

 鳥取県の保健所別の内訳は、米子97人、鳥取市37人、倉吉5人。伯耆町が運営する岸本温泉ゆうあいパルの職員1人が感染し、消毒のため臨時休館した。鳥取市の認可保育施設でも1人が感染したため休園。県西部での感染拡大を受け、米子市の県立皆生養護学校では、学校関係者の感染防止などのため臨時休校を決めた。感染確認により休校中の米子市の箕蚊屋中学校では、新たに4人の感染が確認された。智頭署の警察官1人も感染したが、業務体制に支障はない。

 島根県の居住地別の内訳は、松江市21人、浜田市18人、出雲市15人、益田市10人、大田市5人、安来市12人、江津市1人、雲南市4人、川本町1人、邑南町1人。学校関係者の感染で安来市立中学校1校が学級閉鎖。出雲市内の行政センター職員1人も感染したが、業務体制に変更はない。

 鳥取県は1月に発表した米子保健所管内の感染者1人を取り下げた。累計感染者数は島根4276人、鳥取3732人。1日午前0時時点の病床使用率は、島根(368床)33・4%、鳥取(350床)24・9%。宿泊療養は島根39人、鳥取116人。自宅療養は島根633人、鳥取696人。重症者は島根2人、鳥取0人。
 (藤井俊行、佐々木一全)