出雲市内で栽培される「神在ねぎ」が収穫のピークを迎えている。柔らかく、加熱することで甘みが増すのが特徴で、農家が寒さの中で育った冬の味覚を丁寧に抜き取っている。
神在ねぎは、群馬県の下仁田ネギと神奈川県の湘南ネギを交配させた品種で、収穫は12月から2月末まで続く。
3日は神田農産(出雲市下古志町)の神田真里さん(49)らが、葉が折れたり傷ついたりしないよう、全て手作業で計約400キロを抜き出した。市内の計約40アールで7・2トンの収穫を見込み、県東部のスーパーに並ぶほか、関東や関西地方、広島県にも届けられる。
神田さんは「鍋のほか、カレーや天ぷらにしてもおいしいので、一度食べてみてほしい」と話した。
(藤原康平)













