島根県庁(左)と鳥取県庁
島根県庁(左)と鳥取県庁

 鳥取県は5日、新たに103人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。1日当たりの感染者数が3桁になるのは2日連続で、クラスター(感染者集団)1件を新たに認定した。島根県の感染者は53人だった。いずれも4日の検査で判明した。

 鳥取県の保健所管内別の内訳は、米子55人、鳥取市35人、倉吉13人。1月26日~2月3日に9人の感染が判明した米子市の高齢者施設「グループホーム仁風荘2番館」が県内55例目のクラスターに認定された。

 感染者の判明で米子、境港総合技術、鳥取中央育英の3高校と、鳥取市の醇風小学校が休校し、鳥取県北栄町の大誠こども園も休園した。米子署では30代男性署員1人と留置者1人の感染が確認された。鳥取県警によると、2人に接触はない。消毒済みで業務への支障はないという。

 島根県の居住地別の内訳は、松江市24人、浜田市3人、出雲市7人、益田市3人、大田市3人、安来市3人、江津市6人、県外4人だった。

 累計感染者数は島根4590人、鳥取4183人。5日午前0時時点の確保病床使用率は島根(368床)29・6%、鳥取(350床)23・7%。宿泊療養は島根55人、鳥取110人。自宅療養は島根465人、鳥取984人。重症者は島根、鳥取とも1人。
 (中島諒、岸本久瑠人)