ぼさぼさの髪、柔道で鍛えた恰幅(かっぷく)のいい体を紺のスーツに包んだ弁護士指宿昭一(60)がそっと手を合わせた。
昨年12月5日、愛知県愛西市の明通寺。白い布で覆われた木箱には、名古屋出入国在留管理局で収容中、体調が悪化して死亡したスリランカ人女性ウィシュマ・サンダマリの遺骨が収まる。
「生きていれば今日、34歳です」と声を落とす。遺族代理人を務める指宿は、誕生日に合わせて寺を訪れた...
ぼさぼさの髪、柔道で鍛えた恰幅(かっぷく)のいい体を紺のスーツに包んだ弁護士指宿昭一(60)がそっと手を合わせた。
昨年12月5日、愛知県愛西市の明通寺。白い布で覆われた木箱には、名古屋出入国在留管理局で収容中、体調が悪化して死亡したスリランカ人女性ウィシュマ・サンダマリの遺骨が収まる。
「生きていれば今日、34歳です」と声を落とす。遺族代理人を務める指宿は、誕生日に合わせて寺を訪れた...
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