今回初めて時代小説を書きましたね、とおっしゃっていただくことがある。否定はしない。「黒牢城(こくろうじょう)」(KADOKAWA)がミステリーであると同時に戦国時代の時代小説だというのは、客観的事実であろう。ただ実を言えば私自身は、自作を時代小説だ...