売れ行きが好調な神在ねぎ天ぷら=出雲市大社町杵築南、横庄かまぼこ店
売れ行きが好調な神在ねぎ天ぷら=出雲市大社町杵築南、横庄かまぼこ店

 老舗かまぼこ店「横庄かまぼこ店」(出雲市大社町杵築南、中島厚美社長)の新商品「神在(かみあり)ねぎ天ぷら」が1月8日の発売から1カ月で5千枚売れ、過去にないというヒットを記録した。

 出雲市特産「神在ねぎ」を使った「天ぷら」(揚げかまぼこ)でネギの香りが魚肉に合うと好評。新型コロナウイルス禍で観光客が減るなどして売り上げが落ち込む中、経営の励みになっている。

 神在ねぎは、群馬県の下仁田ネギと神奈川県の湘南ネギを交配させた品種で、柔らかく加熱すると甘みが増すのが特徴。スケトウダラやレンコダイのすり身と合わせて天ぷらにし、3月上旬ごろまでの期間限定で売り出した。手作りのため、ふわっとした食感に仕上がるという。

 横庄かまぼこ店は、通年販売する天ぷらにタマネギを入れるほか、季節ごとにアスパラガスや市特産のサツマイモ「西浜いも」といった具材を入れた商品を手掛けてきた。JAから商品の具材に生かせないかと売り込みがあり、神在ねぎの天ぷらが生まれた。

 ほかの期間限定の天ぷらだと発売開始直後の1カ月の売れ行きが3千~4千枚のところ、5千枚は過去ないといい、神在ねぎ天ぷらだけで日に200枚作る。地元住民や観光客のほか、特に全国各地からの注文が多いという。福代三津夫工場長(55)は「ネギの香りと魚のうまみがマッチしている。好評なのがうれしい」と喜ぶ。

 横庄かまぼこ店で1個167円で販売するほか、出雲市内のスーパーでも扱っている。

 (藤原康平)