益田市内田町、萩・石見空港の敷地内で採った2025年産の「空港はちみつ」の販売が空港売店で始まった。
同空港での養蜂は空港を管理する石見空港ターミナルビルなどが16年に始め、今年で10年目になる。アジアで唯一空港での養蜂に取り組み、萩・石見空港の名物として定着した。ニセアカシアや栗などを蜜源にした豊かな香りと爽やかな口当たりが特徴。
今年は昨年より約100キロ多い650キロの収量を見込む。例年通り糖度80度を超える品質の良い蜜が採れているという。
280グラム入りが3300円、120グラム入りが1600円。スティックタイプやはちみつ酒などもある。
手土産用にスティックタイプを購入した山口県周南市の木内幸恵さん(59)は「珍しい商品と聞いていたので買えてうれしい」と話した。
同ターミナルビルの柴田洋社長(61)は「口当たり良く爽やかでおいしい蜜ができた。ぜひ手に取ってほしい」と話した。
(堀尾珠里花)