島根県は19日、75人が新型コロナウイルスに感染し、入院中の患者1人が死亡したと発表した。県内で新型コロナによる死者は8人目。クラスター(感染者集団)2件も発生した。鳥取県の新規感染者は100人で、4日連続の3桁。島根、鳥取とも新規感染者は18日に確認された。
島根県の新規感染者の居住地は松江市33人、出雲市13人、浜田市、奥出雲町、邑南町が各6人、益田市4人、大田市2人、安来市、江津市、津和野町、隠岐の島町、県外が各1人。
クラスターは県内75、76例目。益田保健所管内の学校関係者9人と、奥出雲町内の児童福祉施設の職員と利用者計6人で、いずれも接触者を把握しており、施設名は公表しない。
鳥取県の新規感染者の保健所管内別は鳥取市55人、米子29人、倉吉16人。
日南町と智頭町で、それぞれ役場職員1人が感染。他の職員や来庁者に濃厚接触者はおらず、週明けも通常業務を続ける。
関係者の感染で、鳥取市の湖東中学校が19日から21日まで休校、八頭町の郡家西、八東両小学校は21、22日に部分休校する。新たな感染者の確認で、鳥取市の湖山西小は21日まで、明徳小は22日まで休校期間を延長。米子市の南保育園も21日まで休園を延長する。
累計感染者数は島根5626人、鳥取5372人。19日午前0時時点の確保病床使用率は島根(368床)21・7%、鳥取(350床)26・3%。宿泊療養は島根32人、鳥取98人。自宅療養は島根432人、鳥取536人。両県とも重症者はいない。
(中島諒)