【松江】着物を着て参加する愛好家向けイベント「きもの de(で) KITE(きて)×2」が27日、松江市白潟本町のスティックビルであった。お気に入りの一着をまとった参加者が、写真撮影や品定めを楽しんだ。
城下町・松江に和服姿が少ないことを残念に思う着物スタイルアドバイザーの中島会美(えみ)さん(50)=松江市北田町=が、着物で町を盛り上げようと発案。昨年9月に初めて開催すると約80人の盛況だったことから、再び催した。
中島さんら実行委員会や趣旨に賛同する業者などが14ブースを構えた。色とりどりの着物姿で来場した参加者は、販売される着物や小物を見て回り、着用のアドバイスを受けたり、写真撮影ブースでポーズを取ったりした。
松江市北堀町の岩元敏子さん(66)は「コロナで着る機会が減り、残念に思っていた。頑張って着て来て良かった」と喜んだ。中島さんは「着物を着ることで心が豊かになり、会う人にも元気を与える。これをきっかけに日常で着る人が増えればうれしい」と話した。
(広木優弥)













