バスケットボール男子Bリーグ1部(B1)の島根スサノオマジックの第33、34戦が5、6の両日、山陰中央新報社のスポンサードゲームとして、松江市学園南1丁目の市総合体育館で行われる。対戦相手の大阪エヴェッサは、bjリーグ時代からのライバル。今季は、昨年10月に対戦して1勝1敗と互角の戦いを演じており、今回の2連戦も白熱したゲーム展開が予想される。

覚悟持って勝利目指す 島根スサノオマジック・安藤誓哉

 大阪戦は、1カ月間の中断期間が終わって、初めての試合です。ファンの皆さんもワクワクしていると思います。
 今季は試合を重ねる中で反省点が見つかり、まだまだ波もありますが、チームとしてやりたいことはある程度、表現できていると思っています。
 チャンピオンシップを勝ち抜くには覚悟が必要で、ファンと選手が一体になって勝利を積み重ねていくことが大切だと考えてプレーしてきました。昨年10月、開幕戦(千葉ジェッツ戦)の後のインタビューで「ファンの皆さんにも覚悟を持ってもらい、一緒に臨んでいきたい」と話したのも、そうした思いがあったからです。
 大阪戦以降はハードなスケジュールが続きます。選手一人一人がしっかりと準備をして試合に臨みたいと思います。大阪戦では、チームとして「ここから行くぞ」というメッセージを伝えたいと思っています。

速い攻撃で上位浮上へ 大阪エヴェッサ・合田 怜

 今季、島根とはホームで対戦して1勝1敗でした。今回は2連勝するつもりでアウェーに乗り込み、勝って「まだ上位浮上のチャンスがあるぞ」というところをファンの皆さんの前で見せたいと思います。
 2022年に入って1勝しか挙げられておらず、チームは6連敗中です。それでも、選手たちは前を向き、何としても連敗を脱出しようと練習に取り組んでいます。
 今季の島根は、非常に攻撃力が高く、点を取れる選手がたくさんいます。その中で、昨季と違い、安藤、金丸両選手をはじめとした日本人選手を中心に攻撃を組み立てていて、バランスが非常にいい印象です。
 2連戦は守備が鍵になります。選手一人一人が、高いエナジーを持ってハードワークをしないといけないと自覚しています。チームの強みでもあるリバウンドを取り、速い攻撃につなげる展開に持ち込み、何としても勝ちたいと思います。