島根県が14日、77人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。鳥取県の新規感染は92人で、いずれも13日確認分。12日確認分の感染者は島根99人、鳥取83人だった。
13日確認分の島根県の居住地別は松江市39人、出雲市25人、浜田市5人、益田市2人、江津市3人、安来市、邑南町、県外が各1人。12日確認分は松江市58人、出雲市32人、益田市4人、大田、安来、江津、雲南各市と邑南町で各1人。松江市の保育施設2カ所と事業所、出雲市の児童福祉施設で計4件のクラスター(感染者集団)を認定し、累計は121件。
11~13日の検査で松江市内の市立学校2校で関係者各1人、出雲市立総合医療センターで職員2人が感染。学校は部分休校し、医療センターは通常通り診療する。県庁本庁舎6階と松江市環境センター、松江警察署、商工中金松江支店、中国地方整備局浜田河川国道事務所、島根原発の中国電力の協力会社、松江市の中国電力ネットワーク事業所でも感染者が出た。
13日確認分の鳥取県の保健所別は鳥取市62人、米子26人、倉吉4人。鳥取刑務所では2日から職員6人、受刑者13人が感染し、県内94例目のクラスターとなった。体調不良の職員が勤務したことが発生の要因とみられる。12日確認分の保健所別は鳥取市41人、米子34人、倉吉8人。
県東部の地方機関、県立中央病院、鳥取労働局職業安定部で感染。それぞれ業務に支障はない。鳥取市の賀露小、世紀小、明治小、宮ノ下小、国府中、認可保育施設3カ所、米子市の尚徳小、南保育園で関係者が感染。琴浦町の八橋小、南部町のひまわり保育園、伯耆町の岸本小でも感染が確認された。
鳥取県は14日、感染し入院していた75歳以上の高齢者1人が別疾患で死亡したと発表。県内死者数は計11人。
累計感染者数は島根7762人、鳥取7985人。14日午前0時時点の確保病床使用率は島根(368床)25・3%、鳥取(350床)19・1%。宿泊療養は島根37人、鳥取89人。自宅療養は島根626人、鳥取424人。重症者が島根1人、鳥取はいない。
(佐々木一全、藤井俊行)