山陰中央新報を暮らしに役立てるための「大人の新聞教室」が15日、浜田市金城町波佐の波佐まちづくりセンターであり、近隣の14人がスクラップ作りなどを通じ、多種多彩なニュースが盛り込まれている新聞の楽しさに触れた。
山陰中央新報社西部本社(浜田市竹迫町)の板垣敏郎報道本部長が講師を務めた。スクラップ作りで参加者は15日付本紙を題材に、ロシアのウクライナ侵攻や認知症に関する話題といった気になる記事を切り取り貼付。「ウクライナで起こっていることが恐ろしい」「認知症は人ごとではない」などと感想を述べた。
板垣本部長は記事は優先度の高い要素から順に書き始めるため、書き出しが難しいと語り「短距離走のようなものでスタートが肝心」と解説。興味の有無にかかわらず、新鮮な話題の数々に接することで「知の探究や表現力向上に活用してほしい」と呼び掛けた。
参加した能海貞子さん(82)は「興味が湧いた。明日からもゆっくり新聞を読みたい」と話した。
大人の新聞教室の問い合わせは編集局読者室、電話0852(32)3414(平日のみ)。