アユの稚魚を放流する園児たち=益田市横田町、匹見川
アユの稚魚を放流する園児たち=益田市横田町、匹見川

 【益田】益田市西部の西益田地区の保育園児らが10日、同市横田町の高津川水系・匹見川で、体長10~12センチの若アユ約5千匹を放流し、成長を願った。

 地元の放課後子ども教室・西益田ボランティアハウス(平原祐一代表)が主催し、園児や横田中学校の生徒、地元住民ら約100人が参加した。

 アユは、近くの高津川漁協が準備。中学生らが30メートルほどをバケツでリレーして川辺に運んだ。園児は「大きくなあれ」と声を掛けて放し、深みに向かうアユを見送った。

 横田保育園(益田市横田町)の村上冬馬(とうま)ちゃん(5)は「アユにさよならするときが楽しかった。早く大きくなってほしい」と話した。

 同漁協では今年、100万匹を放流する予定。高津川水系のアユのさお釣りは6月1日午前5時、網漁は同15日の日の入りから、それぞれ解禁される。(中山竜一)