倉吉市長選が20日告示され、無所属新人2人の戦いが始まった。元鳥取県職員の広田一恭氏(63)が与野党相乗りの盤石の選挙態勢で走りだし、元県議の村田実氏(84)は1人でこまめに街頭演説するどぶ板選挙を展開した。
広田候補の出陣式には、今期限りで引退する石田耕太郎市長をはじめ、自民党の国会議員や立憲民主党県連、公明党県本部の幹部が出席し、地元経済団体のトップらも顔をそろえた。後援会長を務めるJA鳥取中央の栗原隆政組合長は「1人が3人以上に声掛けしてほしい。圧倒的大勝利を目指す」と声を張り上げた。
村田候補は選挙事務所近くで第一声を上げた後、タクシーを借り上げた選挙カーに乗り込み出発した。自らマイクを握って名前などを連呼。積極的に街頭にも立ち、市中心部の商店街を歩いて有権者の手を握るなどして支援を呼び掛けた。支持者1人が車で後に続き、候補者用掲示板にポスターを張った。
(福間崇広、柴田広大)