島根県内の自死遺族でつくる「しまね分かち合いの会・虹」が、亡くなった人や遺族の思いを伝えるパネル展を松江市東津田町のいきいきプラザ島根で開いている。日記や遺書、写真、新聞記事で構成し、自ら命を絶った人の思いや遺族の消えない悲しみを伝える。31日まで。
展示パネルは、山陰両県などの遺族らが持ち寄った54点。12年前に娘婿と娘を相次いで亡くした女性は「後追いなんて考えもしなかった。あのときずっと娘のそばについてやっていたなら。愚かな母親の私」と後悔の念をつづる。
学校でのいじめや長時間勤務を苦に命を絶った人の遺書や遺族の声も並ぶ。
虹は2008年に発足し、遺族だけで悲しみや悩みを語り合う分かち合いの集いを松江や大田など5市で開いている。代表の桑原正好さん(71)は、「どんなに幸せな家庭でもちょっとしたことがきっかけで人生が180度変わることがある。絶対に一人で悩まないで、と伝えたい」と話した。 (坂上晴香)












