いずれも岩石にまつわる信仰の対象や祭場を表し、奈良時代以前にさかのぼる古語である。

 今日の神社でも、本殿建築は無く岩石を祭るもの、本殿建築は有るが、その背後や傍ら、内部や下部に岩石を祭るものなどが多数あり、その神座(しんざ)はこうした名で呼ばれる。社殿成立以前の神社の古態を...