島根県庁(左)と鳥取県庁
島根県庁(左)と鳥取県庁

 島根県が8日、113人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。松江市の保育施設と出雲市の飲食店で計2件のクラスター(感染者集団)を確認。鳥取県の新規感染者は75人で、両県とも7日確認分。

 島根県の居住地別は松江市49人、出雲市28人、益田市と雲南市各8人、隠岐の島町6人、浜田市4人、安来市と江津市各3人、大田市と奥出雲町、川本町、西ノ島町各1人。クラスターはいずれも7日までの検査で、松江市の保育施設で7人、出雲市の飲食店で14人の感染を確認した。接触者は特定できており、施設名、店名は公表しない。

 松江市では市役所本庁舎と商工中金松江支店の職員各1人が感染したが、業務に支障はない。県産業技術センターの職員1人が感染し、業務を一部縮小した。感染確認で市立学校2校が休校となった。

 鳥取県の保健所別は米子48人、鳥取市24人、倉吉3人。

 鳥取市の鳥取赤十字病院で職員1人が感染。院内で濃厚接触者はおらず、診療を続ける。米子市の米子東高(全日制)、米子工業高、皆生養護学校、市内の放課後児童クラブ、鳥取市の認可保育施設2カ所で各1人が感染し、休校、休所などとなった。智頭町の智頭小で1人が感染した。

 累計感染者数は島根1万439人、鳥取9971人。8日午前0時時点の確保病床使用率は島根(371床)15・1%、鳥取(350床)12・6%。宿泊療養は島根44人、鳥取82人。自宅療養は島根939人、鳥取482人。重症者は両県ともいない。
 (清山遼太、藤井俊行)