視覚、聴覚の両方に障害がある人の支援を目的に、手話や点字などのコミュニケーション法、移動介助などを学ぶ「盲ろう者向け通訳・ガイドヘルパー養成講座」が6月15日午前10時~午後4時、雲南市三刀屋町古城のアスパルで開講する。12月8日までの水、木曜日に計14回の講座がある。
盲ろう者は推定で全国に2万人、島根県に200人いるとされる。人によって見え方や聞こえ方の程度に差があり「全盲ろう」「弱視ろう」「盲難聴」「弱視難聴」に大別される。
手話や点字のほか、触って手話を読み取る「触手話」、手のひらに指で文字を書く方法などコミュニケーション手段はさまざま。しまね盲ろう者友の会によると現在通訳者は100人いるが、地域によってばらつきがあるという。
対象は島根県内在住の18歳以上(高校生不可)で、修了後、通訳・ガイドヘルパー活動ができる人。未経験でも可。受講料は5千円とテキスト代など。定員16人。
参加希望者は所定の申込書に必要事項を記入し、郵送またはメールで申し込む。宛先は〒690―0012、松江市古志原2丁目25-25、しまね盲ろう者友の会事務局・原朱実さん。
メールはshimanedb107@gmail.com。5月31日必着。問い合わせは電話090(7504)4294。