アユの稚魚を放流する児童=出雲市佐田町一窪田
アユの稚魚を放流する児童=出雲市佐田町一窪田

 【出雲】出雲市立窪田小学校(出雲市佐田町一窪田)の全校児童40人が15日、市内を流れる神戸川にアユの稚魚を放流し、成長を願った。

 児童に自然環境への学びを深めてもらおうと、神戸川漁協(原拓也組合長、組合員約850人)が放流イベントを実施し、18回目。

 児童は組合員から「優しく放流してください」と説明を受け、バケツを使って体長4センチ程度の稚魚3千匹を放流した。「大きくなあれ」「元気でね」と声をかけ、勢いよく泳ぐ姿を見守った。

 6年の岡田琉生(るい)君(11)は「きれいな神戸川が続くように空き缶などのごみを捨てないようにしたい。アユが元気で帰って来てほしい」と話した。

 神戸川のアユのさお釣り解禁は6月15日。神戸川漁協は5月末までに約55万匹を放流する。

 (平井優香)