生き生きとした野鳥の写真に見入る来館者=鳥取県大山町大山、大山自然歴史館
生き生きとした野鳥の写真に見入る来館者=鳥取県大山町大山、大山自然歴史館

 【大山】愛鳥週間(5月10~16日)を前に、大山山麓で見られる野鳥などを紹介する写真展が23日、鳥取県大山町大山の大山自然歴史館で始まった。黒と白色のまだら模様が美しいヤマセミや木の幹を歩いて登るゴジュウカラなどを収めた42点が並び、一帯の魅力と自然保護の大切さを伝えている。5月16日まで。入場無料。

 地元で活動する写真愛好家の牧田教介氏、干村隆司氏、神庭賢一氏、河野利晴氏の4人が新作を出品。ハイタカといった生息数や生息域が限られる猛禽(もうきん)類をはじめ、木の実をのみ込む瞬間のキレンジャク、キツツキの仲間のアオゲラなどを紹介している。めったに姿を見せないヤマネを大山山頂で収めた一枚もある。

 矢田貝繁明館長は「野鳥の姿を通してぜひ自然の豊かさと魅力を知ってもらいたい」と話した。

 会期中は無休。開館は午前9時~午後5時。

      (井上誉文)