色とりどりのアジサイ=出雲市斐川町学頭、道の駅「湯の川」
色とりどりのアジサイ=出雲市斐川町学頭、道の駅「湯の川」

 8日は母の日。スイーツや日用品、雑貨など思い思いに品を選び、感謝の気持ちとともにプレゼントを贈りたい。母の日の代表的な贈り物といえば、カーネーションだが、近年はカーネーション以外の花も人気があるという。プレゼントにお薦めの花を聞き、紹介する。(Sデジ編集部・宍道香穂)

 出雲市斐川町学頭の道の駅「湯の川」は、施設内の「花ハウス」でさまざまな植物を販売している。湯の川の金築豊駅長(61)は「家に花があると、きれいだな、かわいいなとホッとできる癒やしの時間にもつながる。難しく考えず、お母さんの好きな色の花などをプレゼントしてもらえたら」と話す。

道の駅「湯の川」(出雲市斐川町学頭)内の「花ハウス」の様子

▷色とりどり 30種以上のアジサイ
 道の駅「湯の川」がこの時期に力を入れているのがアジサイ。島根県が品種開発に取り組んでいる4品種を始め、県内外の30種類以上の鉢植えを販売している。価格はいずれも3000円前後。

 プレゼントしたアジサイを家で飾る時は、直射日光の当たらない涼しい場所を選び、乾燥させないように定期的に水をやるのがポイント。湯の川では鉢植えの下に水受け皿を備えて販売している。水の減り具合を見ながら、下皿の8分目まで水がある状態を保つと良いという。
 鉢植えの植物は手入れが大変そうなイメージだったが、思いのほか手間がかからないと知り、プレゼント向きの花だと感じた。

 湯の川で取り扱っている県オリジナル品種や人気のアジサイを紹介してもらった。

 まずは島根県オリジナルのアジサイ。湯の川では「星あつめ」「万華鏡」「銀河」「あかね雲」を用意し、いずれも5寸鉢(直径15センチ、高さ約16センチ)で提供している。

小さな星々が集まったかのような見た目の「星あつめ」

 緑から赤、青それぞれ2色に色づく「星あつめ」は、小さな星々が集まっているかのようなかわいらしい見た目を楽しめる。赤と青の2種類を用意している。全国的に人気で、シャープな形の萼(がく)がびっしりと集まった見た目が、まるで万華鏡をのぞいているかのような「万華鏡」は、青と赤の2色を用意する。

シャープな形の萼(がく)がびっしりと集まった「万華鏡」

 「銀河」は萼(がく)が大きめで、ふちが白いのが特徴。小ぶりの白い花々が、小さな星が集まった銀河を思わせる。赤と青の2種類がある。夕日で赤く染まった雲を思わせる「あかね雲」は、優しいピンク色の萼(がく)が美しい。玄関などに置いておくと、帰宅した時に癒やされそう。

夕日で染まった雲を思わせる「茜雲」

▷クレマチスやバラも 
 ほかに人気があるアジサイは、「ひな祭り」「ダンスパーティ」「スプラッシュ」「凜」「ダブルダッチ」など。いろいろな種類があるので驚いた。これまでのアジサイとは違い、小ぶりな鉢植えでも豪華な感じがする。人気があるのも分かる。サイズはいずれも6寸(直径18センチ、高さ約20センチ)。

縁の色づきが特徴的な「ひな祭り」

 「ひな祭り」は萼の中心が白で、縁がピンクまたは青。パキッとした色合いが目を引く。「ダンスパーティ」は長さのあるシャープな形の萼が特徴。ピンクと青の2色。優しげな淡い色合いの「スプラッシュ」はピンクと青の2色がある。よく見ると同じ萼の中に色の濃淡があり、マーブル模様のようでかわいらしい。

萼(がく)がシャープな「ダンスパーティ」

 鮮やかな色が美しい「凜」はピンク色を用意している。萼の縁が白く、中心のはっきりとしたピンク色とのコントラストが美しい。「ダブルダッチ」は大ぶりの萼が特徴。湯の川では白を用意している。少し黄みがかった白色の萼が上品で目を引く。

鮮やかな色が美しい「凛」

 湯の川ではアジサイのほかにも多くの植物が並び、母の日のギフトとしてはクレマチスやバラも人気という。クレマチスは先端がとがった大ぶりの花に気持ちがぱっと華やぎ、母の心も明るくしてくれそう。存在感抜群のバラは、家に飾ると優雅な気分で毎日を過ごせそう。王道の赤のほか、白やピンクといった優しい色合いのバラも魅力的だ。

色とりどりのクレマチス。ひらりと大きな花弁が美しい。
華やかなバラは、飾った瞬間に部屋がぱっと明るくなりそう。

▷ブーケもお薦め
 さまざまな花を集めたブーケ(花束)をプレゼントするのも選択肢の一つ。松江市大正町の生花店Lamparfe(ランパルフェ)は、母の日のプレゼント用にブーケを制作、販売している。

 ピンクやオレンジといったかわいらしい色合いでまとめた花束「cute(キュート)」と、紫や白など落ち着いた色合いの「chic(シック)」の2種類がある。それぞれSサイズ(直径約20センチ、高さ約25センチ、3500円)とMサイズ(直径約25センチ、高さ約30センチ、5500円)がある。ふわりと優しい色合いに、ホッと心が安らぎそう。店主の吉田大祐さん(36)は「どこか懐かしい雰囲気や、日だまりのような優しさを表現した」という。


 花束は、すべてまとめて花瓶に生けたり、好みの組み合わせで分けて数カ所に飾ったりと、さまざまな方法で楽しめる。日頃あまり花を飾らないお母さんにも、この機会に楽しんでもらってはどうだろうか。
 ブーケで使用する花の種類は仕入れ状況により異なる。注文は店舗または電話0852(25)8522で受け付ける。

 母の日が近づいてきた。まだ準備してなかったという人は、近くの花屋さんを訪れてみると、プレゼント向きのお花がそろっている。