サンドペーパーで石を削り、勾玉の形に成形する児童=松江市大庭町、八雲立つ風土記の丘
サンドペーパーで石を削り、勾玉の形に成形する児童=松江市大庭町、八雲立つ風土記の丘

 【松江】5日の「こどもの日」を前に、八雲立つ風土記の丘(松江市大庭町)で4日、恒例の「こどもまつり」が始まった。子どもたちは晴天の下、勾玉(まがたま)作り体験やクイズラリー、ステージイベントを楽しんだ。5日まで。入場無料。

 古代の歴史・文化に触れてもらおうと、風土記の丘が1999年から地元ボランティアらの協力を得て開催している。

 勾玉作り体験では、子どもたちが滑石をサンドペーパーで削って成形。水でぬらしながら磨くと徐々に模様や色が現れ、「すごい」と歓声が上がった。

 島根大付属義務教育学校2年の竹内梨乃さん(7)は「キーホルダーか、お守りにする」と喜んだ。この日は紙芝居作家のよしとさん(40)によるステージもあった。

 5日は勾玉作り体験のほか、大山トム・ソーヤ牧場(米子市岡成)の動物と触れ合うコーナーも設ける。午前10時~午後3時。

      (広木優弥)