有福温泉街の眺望を紹介する湯町自治会の盆子原温会長=江津市有福温泉町
有福温泉街の眺望を紹介する湯町自治会の盆子原温会長=江津市有福温泉町
新設したコケランドでコケの感触を確かめる生産者=江津市有福温泉町
新設したコケランドでコケの感触を確かめる生産者=江津市有福温泉町
有福温泉街の眺望を紹介する湯町自治会の盆子原温会長=江津市有福温泉町 新設したコケランドでコケの感触を確かめる生産者=江津市有福温泉町

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 江津市有福温泉町の有福温泉街が見渡せる絶景スポット・金比羅山公園と散策路が整備された。特産化を目指すコケをテーマにした公園も新設され、街歩きの魅力を加え、観光客の滞在時間を増やし、楽しんでもらう。 (村上栄太郎)

 

 いずれも地元住民でつくる有福温泉町湯町自治会(盆子原温会長)が整備した。金比羅山公園はすり鉢状の温泉街を見下ろす斜面にあり、旅館や温泉施設などを一望できる。管理する地域住民の高齢化などから手入れが行き届かず、竹や雑木が生い茂り、見晴らしが悪くなっていた。

 癒やしの空間づくりをテーマに、自治会有志で昨年8月に整備を始めた。木を伐採し、階段や渡り橋、案内板を手作りした。

 また、町内で栽培に取り組むコケ生産者の協力を得て、温泉街から約2キロ離れた山あいにある300平方メートルの土地に、約20品種のコケを敷き詰めた「コケランド」を新設した。

 伐採時に切り出した竹を再利用して柵を住民が作り、コケランドを囲む形で設置した。3月末には、金比羅山公園と結ぶ道が県の自然散策路として認定を受け、温泉街の散策を含めた街歩きの新しいルートとして期待される。

 整備を主導した盆子原会長(72)は「訪れたいと思える温泉街になるには独自の付加価値が必要。変わりゆく有福温泉街を直接見て体感してほしい」と話し、利用を呼びかけた。