境内で唐櫃を担いで本殿に向かう勅使の一行=出雲市大社町杵築東、出雲大社
境内で唐櫃を担いで本殿に向かう勅使の一行=出雲市大社町杵築東、出雲大社

 出雲大社(出雲市大社町杵築東)で最も重要な祭典の大祭礼が14日始まった。初日の例祭では勅使を迎え、天皇陛下からの御幣物(ごへいもつ)が本殿に供えられ、参拝者が厳粛な祭事を見守った。

 本殿で千家尊祐(たかまさ)宮司が祝詞を上げた後、勅使の前田章利掌典や神職の一行が、御幣物の五色の絹織物が入った唐櫃(からびつ)を担いで本殿に入った。

 千家宮司が御幣物を神前に供え、勅使が御祭文を奏上した後、本殿前では笛と太鼓に合わせて巫女(みこ)2人が舞いを披露。神社総代など9人が玉串をささげた。

 例祭前には参道で的射祭があり、参拝者が見守る中、福田実禰宜(ねぎ)が約10メートル離れた的に矢を放って邪気を払った。

 新型コロナウイルスの感染防止のため、昨年に続き来賓を限定し、神輿(みこし)渡御祭は中止した。15日に二之祭、16日に三之祭と出雲屋敷感謝大祭、最終日の18日には御神楽(おかぐら)祭がある。

  (松本直也)