【江津】自然教育をテーマにした保育施設「里山子ども園わたぼうし」(江津市跡市町)が敷地内に整備したプレーパークのお披露目イベントが15日、現地であった。市内外から訪れた親子ら500人が新たな居場所を楽しみ、交流を深めた。開場は水、日曜を除く午前9時半から午後3時半。無料。
人と人の関係をつむぐ常設の居場所として交流を生み出すことを狙い、同園が昨年4月から準備した。
2020年秋に完成しイベント時などで使用していた高さ3メートルのパレットタワーに加え、まきをくべられる調理場や洗い場を備えたガーデンキッチン、多目的利用の小屋などを新たに設け、「フリースペース 結(ゆい)のひろば」と名付けた。事前申し込みで催し会場としても利用できる。
この日は子どもたちがパレットタワーに登って遊ぶなどし、笑顔があふれた。親子4人で訪れた江津市嘉久志町の高角小学校4年、山内柚奈さん(9)は「外で遊ぶのは楽しいのでまた来たいな」と話した。
島根県西部の演奏愛好家らでつくるオーケストラの演奏会のほか、飲食や物販ブースなども設けられ、盛り上げに一役買った。
(村上栄太郎)