浜田の郷土料理の一つ「まき」の作り方を紹介する動画の一場面=浜田市殿町、市役所
浜田の郷土料理の一つ「まき」の作り方を紹介する動画の一場面=浜田市殿町、市役所

 浜田市の郷土料理の作り方を動画で紹介するDVD「伝えていきたいはまだの味」ができた。市内で食育イベントを開く「食育フェスタin浜田実行委員会」(宮本美保子委員長、20人)が次世代への伝承の願いも込めて企画。市立中央図書館(浜田市黒川町)で貸し出すほか、保育所、幼稚園、小中学校などに配布して活用してもらう。
     (青山和佳乃)

 DVDは新型コロナウイルス禍で食育の機会が減る中、地域の産物や歴史など食文化への理解も深めてもらおうと150枚制作。四季それぞれに「まき」「いかめし」「角寿司(ずし)」「干し大根」を選び、1品5~7分の動画を収録した。

 作り方とともに住民から聞き取った料理にまつわる話を収めたのが特徴。「まき」は平たく丸めた生地にあんをくるみ、サルトリイバラの葉で包んだお菓子で、田植え作業の労をねぎらう「泥落とし」で食べられた。干し大根は輪切りした大根の中央に穴を開け、稲わらに通して干したもので、かつては民家の軒先につるされ、のれんのような光景だったという。

 ユーチューブでも配信中。事務局の市健康医療対策課の岩地泉専門技術員は「地元を知り、郷土愛を深めるきっかけになる。郷土料理を広く知ってもらい、家庭でも味わってほしい」と話した。