新型コロナウイルスワクチンの高齢者向け接種について島根県が19日、5月3日の週までに県内に届くワクチン計66箱(1箱当たり975回分)の配分計画を示した。医療従事者向けの4箱を除く62箱を、松江市に13箱、浜田市に4箱など、全19市町村に配る。これを元に、県内では大型連休明けに在宅の高齢者などへの接種が本格化する。
ワクチンの配分は松江市13箱、浜田市4箱、出雲市6箱など。高齢者施設入所者を対象とした先行接種を除く在宅の高齢者など、本格的な住民接種の時期は、松江市が5月10日、浜田市が同17日、出雲市が同中旬を見込む。知夫村は16歳以上の希望者を対象に4月25日に始める。
益田市と川本、吉賀両町は、医療従事者などへの接種を優先するため、6月までずれ込むという。
これとは別に、医療従事者向けのワクチンは3月から5月上旬までに計48箱が県内に届く予定。今回の4箱を加えて、5月末には希望者へ2回目の接種を終える見通しとなった。
(中島諒、森みずき)