島根県庁
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 新型コロナウイルスの感染拡大に伴い県民に求めていた飲食店利用の人数と時間の制限を、島根県が9日、全面解除した。3日に県内全域で人数を「16人まで」に緩和して以降も感染拡大の傾向が見られなかったため。感染防止対策を取った上で、大人数の宴会や2次会などが可能となる。人数、時間とも無制限となるのは約5カ月ぶりで、感染対策と社会経済活動の両立へ新たな段階に入った。

 県内では感染確認が2桁の日が続いており、1週間の感染者数(人口10万人当たり)は8日時点で46・2人と1月12日以来、50人を下回った。

 丸山達也知事は9日の会見で「制限緩和後も感染者数は増えておらず、解除が適当と判断した」と説明。感染が落ち着くことが客足の早期回復につながるとし「できる限り感染者がいない状態に近づけたい」と述べた。

 飲食店利用を巡っては、感染力の強い変異株「オミクロン株」の拡大を踏まえ、1月8日に人数を8人以下、時間を合計2時間までに設定。その後の感染拡大で一時的に強めたが、5月の大型連休明け以降は下火になってきたことから段階的に緩和した。利用制限がない状態は、昨年11月19日~今年1月7日の期間以来となる。
     (佐々木一全)