鳥取県日南町の福万来ホタル乃国で幻想的な光の世界を演出するヒメボタル(山里Loadにちなん提供)
鳥取県日南町の福万来ホタル乃国で幻想的な光の世界を演出するヒメボタル(山里Loadにちなん提供)

 全国有数のヒメボタルの観賞スポットとして知られ、漆黒の杉林で幻想的な光の世界を織りなす鳥取県日南町の「福万来(ふくまき)ホタル乃国」で、新型コロナウイルス禍で休止していたシャトルバス運行が3年ぶりに再開する。見ごろの7月上旬に、道の駅「にちなん日野川の郷」(日南町生山)から完全予約制で無料送迎。一般社団法人・山里Load(ロード)にちなんが10日、ウェブ予約を始めた。(山根行雄)

 期間は7月1日~10日で、平日は7便(各便定員10人)、金・土・日曜は9便(同)走らせる。観賞時間帯に合わせて午後6時半に出発する。JR伯備線生山駅を起点にした一部の便は午後6時20分発。

 ヒメボタルが光り始め、点滅を繰り返す午後8時~9時過ぎにかけて現地に滞在。小さな森の妖精が放つ光の舞を堪能する。保護活動に取り組む「山上まちづくりの会」の関係者は「観察地近くの川辺で飛び交うゲンジボタルとの共演も楽しめる」と言う。

 例年徴収しているホタル乃国の入国料(入場料)は取らないが、道の駅などに生息保護資金に活用する募金箱を設ける。

 日本固有種のヒメボタルは体長7ミリ前後とゲンジボタルやヘイケボタルより一回り小さい。森林などに生息し、黄金色のフラッシュ光の点滅が特徴だ。

 観賞者の人数制限などコロナ対策を講じて再開に踏み切った法人職員の山本真也さん(35)は「駐車場のない観賞地への車の乗り入れは避け、ぜひシャトルバスを利用してほしい」と呼びかけている。

 問い合わせは同法人、電話0859(82)1715。