【江津】古い街並みが残る江津市江津町の江津本町地区でこのほど、「ふらり」と名付けた街歩きイベントがあった。好天に恵まれ約3千人が訪れ、作品展示やクイズラリー、軽食、雑貨の販売を楽しんだ。
地元住民でつくる「本町地区歴史的建造物を活(い)かしたまちづくり推進協議会」が毎年開催する。新型コロナウイルス禍で2020年は中止、21年は縮小し、通常方式の開催は3年ぶり。
クイズラリーでは明治中期に建てられた旧江津郵便局の登録有形文化財登録番号や山辺神社の階段数が出題された。大正時代に建てられた旧江津町役場といった8施設に江津高美術部がチョークアートを展示。作品の近くにクイズのヒントがあり、来場者は歩きながらヒントを探していた。
近くに住む郷田小学校3年、堀江亘(わたる)君(8)は「ゆっくり街並みを見る機会が少ないので楽しみながら挑戦できた。おいしい食べ物もあって満足した」と話した。
(村上栄太郎)