国の特別天然記念物コウノトリのペアが雲南市大東町仁和寺、西小学校の校庭にある人工巣棟で産卵したひな4羽の愛称が20日、決まった。ペアは1月から巣作りを始め、雲南市教育委員会が3月に産卵を確認し、4月にふ化を確認していた。4羽のうち2羽は18日に巣立った。
国内の野外でコウノトリが産卵し、ひなが誕生するのは繁殖地の兵庫県豊岡市や徳島市であるが、何らかの理由で巣立つひなの数は2~3羽。雲南市では同じ地域で6年連続で4羽のひなが誕生し、国内では例がない。小学校の校庭にある人工巣棟で巣作りし、産卵、ふ化するのも異例。餌が豊富といった子育てに適した環境が、小学校周辺にあると見られ、野鳥の専門家から注目されている。愛称が決まった4羽(雄3羽、雌1羽)の誕生から成長ぶりを写真で紹介する。





